みちのく民話伝承、龍泉洞と宇霊羅山、龍の山に伝えられる小さな恋の物語
龍泉洞は、標高604ｍの宇霊羅山（うれいらさん）麓にあり 、 全体が典型的なカル Read More
みちのく歴史紀行、尾去沢鉱山、光る怪鳥伝説と、貪官汚吏の権化の井上薫
尾去沢鉱山は、和銅元年（708）に銅山が発見され、産金が東大寺の大仏や、中尊寺で Read More
みちのく民話伝承、八郎太郎生誕伝説、十和田湖の主になった悲しみの八郎太郎
東北地方に広く伝えられる「三湖伝説」の主役が、八郎潟の主の八ノ太郎（八郎太郎）で Read More
みちのく民話伝承、大蟹伝説の林観音堂、伝説も吞み込んだ大津波、復興後の新たな風景
岩沼市押分の白山姫神社の境内には、観音堂があったが、東日本大震災の大津波により破 Read More
みちのく民話伝承、津軽の炭焼き藤太、民話が政治になった、津軽家家紋に咲いた近衛家の牡丹
この戸建沢神社には、祭神として藤原頼秀が祀られており、また炭焼き藤太の伝説が伝え Read More
みちのく民話伝承、犬の宮・猫の宮、ムジナを退治した高安犬、大蛇を退治したタマ
この山形県高畠町は、かつては優秀なマタギ犬の高安犬の産地だった。この地の犬の宮、 Read More
みちのく歴史紀行、唐糸御前と清藤家、唐糸伝説の中に見える、現代まで続く歴史
この地の「唐糸御前伝説」は、鎌倉の五代執権・北条時頼に愛された女性「唐糸御前」の Read More
みちのく民話伝承、みちびき地蔵、大津波の前日、地蔵にみちびかれた津波犠牲者
気仙沼大島の「みちびき地蔵」は、古くから、死者を極楽浄土へ導くという伝承があり、 Read More
みちのく歴史紀行、三尺左五平と伊達騒動、伊達騒動の中で庶民が見た仙台藩士の虚実
三尺左五平は、仙台藩出身の居合の名人だったといわれ、その特技や奇行により伝説的付 Read More
みちのく民話伝承、幽霊を見たのかも、寂しそうな雨降り月夜に、関山トンネルを通った、宮城県仙台市青葉区
この日は、久しぶりの放浪だった。いつものように、仙台を深夜に立ち、翌日は、山形か Read More
みちのく民話伝承、狼と化猫と妙多羅天、情が強いゆえに異界に入り、神になった老女
山形県高畠町に「妙多羅天」を祀る小さな社がある。これは、神仏や善人、子供の守護者 Read More
みちのく歴史紀行、秋田犬伝説老犬神社、主人を救えなかった忠犬シロの悲しみの遠吠え
秋田県の大館は、忠犬ハチ公が生まれた地で、古くから秋田犬の産地として知られている Read More
みちのく民話伝承、八郎太郎八郎潟に、米代川沿いの神々にも追われながら安住の地に、三湖伝説
南祖坊との闘いに負けた八郎太郎は、生まれ故郷の鹿角に帰ってきた。高い山に登って見 Read More
みちのく民話伝承、抱返り渓谷と巫女石、巫女と山伏の悲しみを秘めた東北の耶馬渓
> 雄物川支流の玉川中流に位置し、全長は約10kmの渓谷。田沢湖抱返り県立自然公 Read More
みちのく歴史紀行、静御前堂と美女沼、頼朝に一人戦いを挑んだ静御前、伝説の中で今も舞う白拍子
源平合戦後、源義経は兄の頼朝と対立し、京の都を落ちて九州へ向かった。このとき、静 Read More
みちのく歴史迷宮、丹下左膳と千葉周作、隻腕隻眼のアウトローにモデルはいるのか
相馬市の松川浦の港に、巨大な丹下左膳の石碑が立つ。平成元年（1989）に建てられ Read More
みちのく民話伝承、南祖坊十和田湖に、八郎太郎と主の座を巡り七日七晩の大激闘
十和田湖、八郎潟、田沢湖の三つの湖にかけての壮大な伝説の中の八郎太郎に対するもう Read More
みちのく民話伝承、会津の丸山おさん、以仁王の伝説の地の稲荷になったいたずら狐
福島県の会津美里町に、丸山と呼ばれているこんもりとした小さな山がある。この丸山の Read More
みちのく民話伝承、大蟹と大鰻伝説、蔵王不動滝を巡る血みどろの戦い
遠刈田温泉から県道12号線エコーラインを山形方面に進むと滝見台がある。ここからは Read More
みちのく民話伝承、八百比丘尼伝説、古代仏教の地、不老長寿を得た千代姫の悲しみ
福島県喜多方市の金川寺には、その由緒として八百比丘尼の伝承が残る。八百比丘尼の伝 Read More
みちのく民話伝承、七ツ森を造った豪傑、地獄の門を破った朝比奈三郎が七ツ森を造った
七ツ森は、宮城県仙台市の北部の大和町にあり、標高300ｍから500ｍの、７つの山 Read More
みちのく歴史紀行、出羽蝦夷文化の中心、大湯環状列石とだんぶり長者
東北地方は狩猟を中心とした縄文文化圏と考えられているが、ある時期からは、クリの栽 Read More
みちのく歴史紀行、安倍比羅夫出羽遠征、蝦夷を慰撫し名を残した越の王
大和朝廷勢力の東北地方の太平洋側への進出は、比較的早く、神亀元年（724）に多賀 Read More
みちのく歴史紀行、悪玉姫と田村麻呂、姫は醜女か美女かそれとも神女か
多賀城址のある多賀城市の北隣に利府町があり、現在の県道８号線沿いに伊豆佐比売神社 Read More
みちのく歴史紀行、沼沢湖と岩尾館跡、葦名の祖の佐原十郎の大蛇退治伝説
沼沢湖は、福島県金山町東部に位置し、かつては「沼沢沼」と呼ばれていた。標高約47 Read More
みちのく民話伝承、叶わぬ思いの錦木塚…謡曲「錦木」のモデルとなった、政子姫と万寿の悲恋
秋田県鹿角市の「錦木塚」にまつわる「錦木」「けふの細布」は、平安後期の歌枕として Read More
みちのく民話伝承、岩手の山々と姫神山…不実の男神岩手山と女神姫神山の、早池峰山を巡る争い
姫神山は、岩手県盛岡市玉山区にある独立峰で、標高1123.8mで、ピラミッド型を Read More
みちのく民話伝承、折爪岳のオドデ様、ホタルの山に今も聞こえる怪鳥の声、ドデンドデン
折爪岳は、岩手県の二戸市、軽米町、九戸村を山域に持つ、標高852.2mの山である Read More
みちのく民話伝承、湖に消えた辰子姫、わずかな因果が辰子姫を龍に変えた
田沢湖は、秋田県仙北市にある湖で、最大深度は423.4mで日本で最も深い湖である Read More
みちのく民話伝承、下郷の朝日長者伝説、悲しい夕日姫の子は母猿に育てられた
福島県下郷町の小野観音堂は、眷属仏堂として、文化10年（1813）、この湯野上出 Read More
みちのく民話伝承、奥入瀬の鬼神のお松、夜叉の道に入り渓流を赤く染めた悲しき女盗賊
奥入瀬渓流には、厚さ1m、広さは10m四方もある大磐石が自然の岩屋をなしている石 Read More
みちのく民話伝承、金田一の座敷わらし、その背景は、南朝忠臣藤原藤房の逃避行か？
座敷童子（ざしきわらし）の伝説は、全国各所に存在するが、岩手県の遠野周辺や、二戸 Read More
みちのく歴史紀行、旧陸軍飛行隊基地、空襲を受け、大津波を乗り越えた仙台空港
現在の仙台空港は、かつては矢ノ目飛行場と呼ばれ、昭和15年（1940）、旧日本陸 Read More
みちのく民話伝承、金田一の岩舘いわこ、機関車に果敢に立ち向かった狐
金田一温泉駅近辺には、非常に躍動的な狐伝説が伝えられている。 金田一温泉郷は、岩 Read More
みちのく民話伝承、津軽の角のない鬼、モチーフは蝦夷か修験者かそれとも切支丹か
東北地方の各地には鬼伝説が多くあるが、その多くは、モチーフとして蝦夷勢力と大和勢 Read More
みちのく民話伝承、濁流に消えた能恵姫、龍神に見初められた姫と形見の玉子石
秋田県湯沢市岩崎の千年公園の地には、かつて小野寺氏の一族の岩崎氏の居城の、岩崎城 Read More
みちのく民話伝承、安寿は岩木山の神に、津軽の安寿と厨子王伝説、北前船と丹後日和
安寿と厨子王の伝説は、福島県と丹後地方を中心に多く残っているが、青森県の弘前市に Read More
みちのく民話伝承、不思議の蛇ニオ、三川の地に流れ着いたニオ、地域の安産の神、防火の神
山形県三川町に伝わる伝説として蛇ニオ伝説がある。三川町の押切新田の宇賀神社にその Read More
みちのく民話伝承、悲劇・安寿と厨子王、救いは地蔵の慈悲、史実と仏教説話のはさまに
いわき市金山町の小高い丘に、安寿と厨子王のゆかりの地として、安寿と厨子王母子像が Read More
みちのく歴史紀行、都落ちした蜂子皇子、八咫烏に導かれ、出羽三山を開いた修験道の祖
出羽三山は、崇俊天皇の第三皇子である蜂子皇子が開いたとされ、出羽三山神社には、現 Read More
みちのく民話伝承、大鷲伝説の裸島、岩肌は子を救う母の血に染まった
裸島は、青森県青森市浅虫の、白根崎西方500m沖にある、高さ３３ｍの流紋岩で構成 Read More
みちのく民話伝承、色麻柵とカッパ、今に伝わる田村麻呂が頼った色麻のカッパの系譜
宮城県色麻町では、各所にカッパの像が見られる。カッパと言えば、日本各所に伝説があ Read More
みちのく民話伝承、お地蔵さんの恩返し、一関のかさこ地蔵、貧しい中でもホッコリ民話
一関花泉町には「かさこじぞう」の民話が伝えられている。この民話は全国的にも良く聞 Read More
みちのく民話伝承、大悲山蛇巻山、南相馬小高に伝わる、山を七巻半する大蛇伝説
大悲山（だいひさ）の薬師堂のある山の南向いの小山が蛇巻山と呼ばれ、大蛇伝説が伝え Read More
みちのく民話伝承、孝行息子と浪打薬師、不治の病も治した、貝から出でた薬師如来像
昔、穴薬師の一帯は、湖沼地帯だったと伝えられ大きな沼があり、かつて穴薬師は浪打薬 Read More
みちのく歴史紀行、嵯峨天皇の都落ち、金山町は薬子の変の際の隠れ里だった
山形県と秋田県の県境に近い金山町の家に、この地に嵯峨天皇が一時住まわれ、先祖はそ Read More
みちのく歴史紀行、織井姫と玉井の井戸、後三年の役異聞、源義家面影の水晶玉
初版20170305 64view 源義家は、出羽で清原一族を打ち破り、なんとか Read More
みちのく民話伝承、将門・天慶の乱異聞、黄泉から戻った如蔵尼と、茶屋を開いた比丘尼
福島県磐梯町の慧日寺には、平将門の三女の滝姫（如蔵尼）の墓と伝えられる墓碑がある Read More
みちのく民話伝承、鬼に負けた桃太郎、桃太郎神社と蝦夷の思い、鬼が勝つ桃太郎伝説
初版20160909 72view 宮城県石巻市の桜の名所の旭山には、桃太郎の伝 Read More
みちのく民話伝承、清水窪,ほととぎす塚、落人伝説の地に伝えられる、静御前と北の方の悲しい面影
初版20160909 301view 静御前伝説は各所に存在するが、この宮城県仙 Read More
みちのく民話伝承、名馬池月生誕の地、宇治川の戦いで磨墨と一番乗りを争った
国道47号線の、現在、岩出山の道の駅付近は、名馬「池月」を産した地と伝えられる。 Read More
みちのく民話伝承、尾崎神社の宝剣伝説、三陸のエクスカリバーと日本武尊
日本武尊を祭神とし、古くからこの地の人々の信仰をあつめている尾崎神社の本宮は、釜 Read More
みちのく民話伝承、姥ヶ懐の渡辺綱伝説、山深い里に渡辺一族と鬼伝説が伝えられていた
宮城県村田町の一地域に住んでいる方々の多くは、「渡辺」姓であり、かつて源頼光四天 Read More
みちのく民話伝説、坂上田村麻呂伝説、田村地方に広がる滝根丸鬼伝説と田村麻呂
坂上田村麻呂伝説は、東北地方各所にあるが、その生誕に関わる伝説は、宮城県の多賀城 Read More
みちのく歴史紀行、東北の鈴木姓の発祥、鈴木三郎重家から流浪を重ねた熊野の一族、
東北地方各所に源義経の伝説があるが、それとは少し異なる形で、義経四天王の一人の、 Read More
みちのく歴史散策、本多正純謀略の果て、怨嗟の中で仕掛けられた釣り天井事件
秋田県横手市には、徳川家康の懐刀として活躍した本多正純の墓がある。本多正純は、永 Read More
みちのく民話伝承、黄金崎の埋蔵金伝説、夕日輝く丘の上海賊の埋蔵金、夕日の海にあった黄金の温泉
青森健深浦町の月屋には「黄金崎」と呼ばれている地があり、戦国時代、黄金崎善衛門と Read More
みちのく民話伝承、鎌倉山と鎌倉権五郎、奥州長江氏に繋がり消えていった伝説
国道48号線を、仙台から山形方面に向かい、作並に入ると、一際目立つ岩山が目に入っ Read More
みちのく民話伝承、義経愛馬太夫黒の涙、遠い四国の地で故郷を思い、継信・義経を思い没した太夫黒
岩手県一関市千厩町の地は、かつて前九年の役の際に、源義家が軍馬千頭を繋いだことが Read More
みちのく民話伝承、製鉄遺跡と鬼伝説、津軽の鬼は製鉄技術者か、大和勢力の静かな進出
岩木山北麓にある巌鬼山神社は、延暦１５年（796）、岩木山北麓に巌鬼山西方寺 Read More
みちのく民話伝承、ねぶた祭りの由来、田村麻呂由来か、津軽為信由来か、眠気さましの祭りか？
青森市のかつての青函連絡船青森桟橋近辺は、近年観光施設として再開発され、ベイブリ Read More