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山形県南陽市宮内
震災前取材
南陽市の熊野神社境内に、「ないしょ話」の碑がある。
多くの日本人に親しまれている童謡「ないしょ話」は、この地の近くで生まれた童謡作家、「結城よしを」によって、よしをが19歳のときの昭和14年(1939)に作詞された。「かわいい魚屋さん」などの山口保治によって作曲され、キングレコードから発売され、今も愛唱されている。
よしをは、大正9年(1920)に、歌人の結城健三の長男として生まれ、昭和19年(1944)に戦争で24年の短い生涯を終えるまで、「ナイショ話」「みんな良い子で」「ぶらんこ」など、数多くのかわいらしい童謡や童話を書き続けた。5000編に及ぶ童謡や軍隊での手記など、数多くの遺稿を残し、平成3年(1991)に「結城よしを全集」にまとめられ刊行された。
- ないしょ ないしょ ないしょの話は あのねのね
にこにこにっこり ねぇ母ちゃん お耳へこっそり あのねのね
坊やのおねがい きいてよね - ないしょ ないしょ ないしょのおねがい あのねのね
あしたの日曜 ねぇ母ちゃん ほんとにいいでしょ あのねのね
坊やのおねがい きいてよね - ないしょ ないしょ ないしょの話は あのねのね
お耳へこっそり ねぇ母ちゃん
知っているのは あのねのね 坊やと母ちゃん ふたりだけ