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山形県白鷹町荒砥甲…正念寺

震災前取材

 

白鷹町の正念寺には、高さが1丈6尺におよぶ、巨大な石地蔵が安置されている。これは天明4年(1704)頃、住職が3年にわたる托鉢により浄財を募り創建したものと云う。

この丈六地蔵尊には、足の悪い子どもが地蔵様の足と取りかえっこをしたら、子どもの足は治り、身代わりに動けなくなった地蔵様をこの地に安置した言い伝えもあり、「子供の足が立つように」「子供が丈夫に育つように」と、今も地域の人からの信仰を集めている。

正念寺の本尊は、この地を伊達政宗が支配していた時代の、荒砥城主大立目氏の内室の寄進によるもので、天正15年(1587)、京都の大仏師大貮法印作と伝えられる。