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山形県長井市館町北

震災前取材

 

黒仁王尊の堂は、長井市舘町北の長遠寺境内にある。この地は、かつて長井荘の地頭長井時広家臣の大須賀氏の館があった地と云われている。この長遠寺は、その大須賀氏の末裔、義昌が開創したと云う。

黒仁王尊の堂宇は、享保年間(1716~1736)の造立とされ、仁王尊像は明和2年(1765)に安置されたと伝える。

この仁王尊像は、日本三体の内の一体と云われ、カボチャをお供えすると、不治の病に効くといわれている。毎年11月に「お年越し」が行われモチが振舞われることでも有名である。