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山形県長井市横町

震災前取材

 

別名:直江杉

宮の一文字杉は、長井総宮神社の三の鳥居の両袖に、9本の杉が東西ほぼ一線に立つ。その幹周りは3~4m、樹高は25~30mの巨木である。

慶長3年(1598)、上杉景勝が越後から会津百二十万石に移封され、直江山城守兼続は米沢に入った。兼続は、下長井一ノ宮に参拝し、この地に杉を植え、剣刀を奉献した。

また、最上の陣の際には、山辺の畑谷村、山形の長谷堂近辺の神仏を集め、総宮神社の合祀をしている。

後に、最上川舟運の船頭たちは、この杉を目印にし、宮の一文字杉と呼んだと伝えられる。