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山形県長井市横町

震災前取材

長井総宮神社は、坂上田村麻呂が蝦夷征討の際、日本武尊を祀り、白鳥の社を創建したのが始まりと伝えられる。

鎌倉時代以後、長井、伊達、蒲生、上杉と歴代の領主が篤く尊崇し、下長井郷四十四ヶ村の神社をここに合祀し、下長井郷総鎮守の社として総宮の社号を定めたと云う。

この地の旧村名「宮村」は、この社に由来するもので、「宮の明神参り」は、江戸時代には大変な賑わいだったと云う。

現在の本殿は、上杉鷹山ゆかりの官材を下賜され、郷民の全てが浄財を寄進して建立されたもの。