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山形県長井市横町

震災前取材

 

遍照寺は長井市を代表する古刹で、8世紀中頃、行基が開いたと伝えられている。源頼朝の平泉征討の文治5年(1189)には、中尊寺の僧侶達が戦乱を避けて遍照寺に入ったといい、「奥の高野」とも呼ばれていた。

永享年中(1429~)、宥日上人が寺を盛りたて、中興開山といわれている。江戸時代に入ってからも、代々の住職らが地域の発展に力を尽くし、米沢藩の庇護も受けて、明治初めには38の末寺をかかえていた。現在も、置賜地方を代表する名刹である。

 

・大銀杏

遍照寺中興の祖といわれる宥日上人のお手植えの木と言い伝えられている。