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山形県河北町溝延

震災前取材

 

溝延八幡神社は、天慶年間(938~947)に創建され、源頼義、義家にも崇敬されたと伝えられる。その後正中2年(1325)頃、この地は大江時茂の子の茂信が領しこの地に溝延城を築城した。このとき茂信は、あわせて八幡神社を再建したと伝えられる。爾来、歴代城主の崇敬と庇護のもとに、長く溝延郷の鎮守として郷民結束の中心的役割を果たした。

現在の本殿は寛文7年(1667)に建立されたもので、和様を主とした「一間社流造り」の社殿建築であり技法は堅実で、細部の彫刻彩色等にも見るべきものがあり、意匠的にも優れている。