山形県鶴岡市家中新町…到道博物館内

震災前取材

酒井氏入部前は、この地には最上家の上級家臣の屋敷があり、この庭園は、酒井氏入部前にすでにあったと考えられており、作庭年代、作庭者は不明である。

酒井氏が庄内に入ってからは、この地には、藩の御用屋敷が置かれ、また慶安年間(1648~52)には酒井忠勝の次男忠俊の住居、幕末期には御隠殿が置かれたが、この庭園はそのまま残されてきた。

この庭園は、鳥海山を借景とした築山林山庭園で、池の対岸築山の正面中腹に石を立てて庭景の中心とし、左手に枯滝を組み、その一帯に峡谷の風景を作り出している。右手の出島には、亀頭型の珪化木を立てて景を引きしめ、その奥は深い入り江の趣をみせている。

東北地方では数少ない典型的な書院庭園で、国指定名勝となっている。

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