山形県鶴岡市馬場町…鶴岡公園内

震災前取材

大寶館は、鶴岡公園の旧鶴岡城本丸中門跡付近にある。大正天皇の即位を記念し、大正4年(1915)に完成し、その年の天皇即位の日に開館した。建物はバロック様式の擬洋風建築で、赤いドームをのせた尖塔屋根と白い外観は、大正建築の優美さを内部を含めて完全に原型を留めている。

大寶館の名称は、中国の易経の「天地の大徳を生という。聖人の大寶を位という」から名づけられたと云う。当初は、1階は物産陳列場や図書館、2階は会議室と食堂になっていた。その後、昭和26年(1951)から60年(1985)までは市立図書館として地域の多くの人に親しまれてきた。

現在は、郷土人物資料展示施設として、明治の文豪高山樗牛の生家の一部をはじめとした関係資料、時代小説の第一人者藤沢周平、「文学の神様」と称された横光利一など、明治から昭和にかけての時代に、各分野で活躍した鶴岡市出身者、または鶴岡の発展に深いかかわりのあった故人の資料などを、定期的に展示し、その業績を紹介している。

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