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山形県金山町有屋

震災前取材

 

金山は金山杉を産業の中心としているが、その礎は新庄藩政にさかのぼることが出来る。宝暦年間(1751~63)には、山奉行を中心とした山林経営及び管理体系が形成されていた。

新庄藩は、藩有地の平山に苗木を植える制度があり、「御半紙場」あるいは「御半紙林」と言っていた。

この大三輪の大杉は、樹齢280年くらいであり、享保年間に植林されたものと推測できる。杉の大木、古木は、他の地にも散見できるが、この地の大杉は、山全体にわたり見られ、良く手入れが行き届いている点で、金山杉の山地としての面目を表している。