福島県楢葉町山田岡字美し森

 

国道6号線の東側、Jヴィレッジがある交差点の手前に大きな崖があり、天然の要害で、伊達の大木戸とともに奥州二の木戸と称されていた。この地周辺は、戊辰戦争の際の激戦の地でもある。

この岩沢の崖の中腹に岩窟がうがたれ、中に磨崖仏が刻まれており、十一面観世音菩薩とされる。

江戸時代の作と云われるが、弘法大師が崖に飛びつき、一夜にして彫り上げたとも伝えられる。

岩沢の観音様は子助け観音ともいわれ、あるとき乳の出ないお嫁さんが、観音様に三、七、二十一日の願をかけた。満願の日に「乳房の形をした岩から砂を少し取り麦湯に入れて飲みなさい」とお告げがあり、その通りにするとお乳が出て子どもは丈夫に育ったと云う。

この言い伝えから、乳房の形の岩を乳岩と呼び、昔から安産子育ての観音様として信仰を集めている。

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