福島県富岡町小浜

震災前取材

  • 子安観音堂
    子安観音堂

 

子安観音堂は、仏像が流れ着いた伝説を持つ仏浜の北側、白砂青松と太平洋の波濤が寄せる景勝の地の小浜岬の根元の岩頭にある。

大同年間(806~10)に、徳一太師が開山したと伝えられ、本尊の観音像は楠の木像で、目には水晶が埋められていると伝える。

昔、この小浜の山路で、高貴の方の女房がにわかに産気づき、苦しみの中で一心に路傍にあった観音像に祈ったところ、めでたく安産したと云う。後にこの観音像を子安観音と命名し一堂を建立したと云う。

古くから安産の神、子育ての神として地域の信仰を集め、安産参りの婦人は、信者がそなえた人形用の枕と着物、御守り、麻を授かり、枕と着物を床下に、産気づくと七夜の髪を麻でゆわえるとと不思議に力がつき安産すると伝える。

周辺の小浜岬は、太平洋に面し、岬の先端は荒波に削られ岩塔を形成し、独特の美しさを形成している。

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