福島県富岡町仏浜

 

この浜は、始めは富浜と呼ばれていたが、仏像が流れ着いたことから仏浜と呼ばれるようになったと云う。

寿永元年(1182)のある日、時化の中、一艘の空船が漂着した。中ノ島の長作という者が船をみつけ、浜辺に引き揚げてみると船底から人の声がする。怪しんで船内を探すと、仏像を奉持した一人の僧がいた。僧は飛騨の国の慶仁と名乗り、わけあって流人となりひそかに流れ着いたとのことだった。長作はこの僧を浄性寺に同行し、仏像の薬師仏は瑠璃殿に安置したと伝える。

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