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福島県相馬市日下石字高根沢

 

 

百尺観音は相馬出身の仏師、荒嘉明氏が、相馬市の三峰山の麓に岩山を切り開き、独力で掘った巨大な磨崖佛である。

荒氏は、生涯一仏一体を残そうと、諸国遊歴を行い、その後、昭和5年(1930)建設を始めた。彼は30余年の年月を費やし一人で彫り続けたが、完成を見ないまま他界した。その後二代保彦氏、三代嘉道氏と事業を引き継ぎ、現在88尺になっている。完成すれば118尺の高さとなり、日本一巨大な仏像彫刻となる。