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秋田県横手市金沢字安本館

震災前取材

 

兜八幡神社は、後三年の役が戦われた金沢柵跡の金沢八幡神社への途中にある、兜石、兜杉の傍らの小さな祠である。

後三年の役に勝利した源義家は、戦勝を記念して兜を埋め、その上に石を置き、藤原清衡がその傍らに杉を植えた。後年、その石は「星兜石」と呼ばれ、義家と弟の義光を祀り祠が建てられた。

また杉の木は「兜杉」と呼ばれ、根回り7.45m、目通り5.5m、樹高26mの巨大な杉となっていたが、昭和58年(1983)失火により焼失し、現在はその株だけが保存されている。