秋田県羽後町西馬音内字掘回

震災前取材

 

この地の清水の「伊勢鉢」は、「お清水さん」とも呼ばれ、地域の人々の信仰の対象ともなってきた。

中世には、この地一帯は小野寺氏の一族が治めており、この清水は領主が茶をたてる際に使用したと伝えられる。

軟水なのか口元に優しい感じのする水で、「自宅の水1升より伊勢鉢の水1升が3匁軽い」と云われ、水薬には全てこの水を使った医師がいたという言い伝えも残っている。また、延命万病の湧水として「末期の水」とも呼ばれていた。

そのようなことからか、この集落だけでなく、西馬音内など広い地域の人々の信仰の対象となり、鞘堂がかけられ、注連縄が掛けられ水神を祀っている。

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