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秋田県にかほ市院内

震災前取材

 

現在の鳥海山の外輪山にあたる七高嶽は、享和元年(1801)の噴火によって新山ができるまでは鳥海山の最高峰だった。

この院内の七高神社は、七高山を御神体として、天平17年(745)に〆掛(しめかけ)という地に勧請され、国一殿と呼ばれたと云う。

応徳2年(1085)に、由利氏が院内に山根館を築き居城の守護神とし、応仁2年(1468)には仁賀保氏の祖の大井友挙(ちかきよ)が下向すると、田地を寄進するなど庇護し、仁賀保領内五十三ヶ村の総鎮守とした。