山形県山形市八日町二丁目

貞観2年(860)、この地を訪れた慈覚大師が、塚を築き六本の橡を植えた。

その後、永承6年(1051)、前九年の役の折に、源頼義・義家父子がこの地を訪れ、クヌギの大木が六本あるのを見て、「陸奥の苦を抜く」に通じるものとして戦勝を祈願し、八幡宮を建立したと云われている。

また、この地を支配した最上氏は、この八幡宮を代々の祈願所とし、また山形城下南部の鎮守としても崇敬したと伝えられてる。