岩手県金ケ崎町西根諏訪小路

2013/08/21取材

 

この地の金ヶ崎神社は、前九年の役の際に、信州諏訪の社に戦勝祈願した源頼義によって勧請されたと伝えられ、頼義が陣を張った地とも伝えられる。

藩政期には、金ヶ埼城に伊達氏の重臣の大町氏が入り、社録2石が与えられた。境内には金竜寺があり、典型的な神仏混交の形式で、明治初頭の神仏分離令が出されるまで、別当は修験道である羯摩院が勤めていた。

この地の東側には北上川が流れる景勝の地でもある。天明8年(1785)、出羽の紀行家菅江真澄がこの地を訪れ、境内からの眺めを近江八景になぞらえて歌を詠んだ。

近代に入り村社となり、金ヶ埼神社と改称されたが、今も「お不動さん」「おすわさん」と呼ばれ、地域の方々の信仰を集めている。

現在の金ケ崎神社本殿は、寛保元年(1741)に建立されたとされ、3間社流造で、金ケ崎町では古建築の1つで貴重な文化遺産である。

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