岩手県奥州市江刺区玉里字玉崎

震災前取材


 

坂上田村麻呂が大森山の賊徒征伐の途中、祈願したと伝えられている。

また、平泉で藤原秀衡に討たれた義経は、実はその約一年前に平泉を脱出し、岩手県の三陸海岸沿いに蝦夷地に向かって逃げ延びたとの伝承が、義経北行伝説である。この地はその北行伝説の一つである。

その伝説によると、平泉を脱出した義経主従は、その途中この玉崎神社に武運長久と道中の安全を祈願するため5日間参詣した。この神社には社宝として、経文、太刀、槍など義経ゆかりの品々があると伝えられている。