岩手県奥州市衣川区七日市場

震災前取材

 

大治元年(1126)、藤原清衡は21年の歳月を費やして中尊寺を落成させた。この中尊寺の建立に伴い、当時の主要道を境内に通し、寺の北側の衣川を渡る手前に、衣関を設けた。

その衣関から北上する主要道は関道と呼ばれこの地を通り、関道の周辺に市が立てられた。この地には七日に市が立ち、平泉の市街地の中でも最も繁盛した市場になったと伝えられる。