岩手県奥州市衣川区山口

震災前取材


 

安倍館は、この地では単に「館」と称されており、安倍頼良とその子貞任の居館跡と伝えられる。

安倍氏は、頼良の祖父忠頼の頃から上衣川の安倍館を本拠としたが、父忠良を経て頼良の代の永承元年(1045)頃にこの地に本拠を移したという。

南北へ通じる主要道が館の東側を通り、東南には衣川の関があり、「一丸の泥を以って封ぜば、誰か敢えて破る者有らんや」の地であった。

康平5年(1062)9月、貞任がこの地を撤退するまで、短期間ながら前九年の役の中心舞台となった。

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