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福島県矢祭町内川字矢祭

  • 矢祭山
矢祭山は、福島県の最南端に位置し、水戸と郡山を結ぶ水郡線のほぼ中間にあり、周辺は久慈川の渓流とともに奥久慈県立自然公園となっている。山は奇岩怪石に富み、久慈川の清流とともに雄大な景勝地であり、「東北の耶馬渓」と称されている。

平安中期の永承6年(1051)から始まった前九年の役の折に、安倍氏を征討した源義家が凱旋の途中この地を通った。この地の景勝を賞賛し、背負っていた弓矢を岩窟に納めて戦勝報告の祭りを開き、武運の長久を祈ったと云 う。このことからこの地は「矢祭」と呼ばれるようになったと伝えられる。

公園内は遊歩道や登山道が良く整備されており、家族連れから健脚向きまで様々なコースがある。また、久慈川では鮎が捕れ、公園付近の通りには名物の鮎の塩焼きを食べさせる店が連なっている。