福島県大玉村大山字狐森

2011/04/06取材

 

 

この地は、江戸時代には二本松藩領で藩主は丹羽氏だった。あるとき、家老の丹羽八郎右衛門は、主君の鷹を借りて雉狩りをしていたが、この地でその鷹を見失ってしまった 。八方手を尽くして探したが見つからず、これでは腹を切るしかないと困り果て、この稲荷社に詣で祈願した。

するとその夜、「鷹は我が社の木の梢にいる。捕らえるべし」という霊夢を見た。翌朝すぐに行ってみると、確かに梢に鷹がいる。鷹は戻り、八郎右衛門は大いに喜び、お稲荷様の霊力によるものと感謝し、神殿を奉納するよう藩主に願い出、領内一般からも寄付金を募り社殿を建立した。藩主丹羽公も毎年ここを参拝し、その後、嘉永6年(1853)宮拝殿を建築した。

この時の社殿は、明治31年(1898)、火災により焼失したが、翌年には拝殿が、さらに翌年には本殿が建築され、現在に至る。

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