福島県郡山市西田字鬼生田

2014/03/16取材

 

この地は「鬼生田」という地名で、次にような伝説が伝えられる。

平安時代初期、日本最初の征夷大将軍に任ぜられた坂上田村麻呂は、この地域で暴虐を働く大多鬼丸を征伐した。そのとき、田村麻呂に追いつめられた鬼が、田の中に鬼の子を捨てて逃げた。田の中で泣いている鬼の子を見かねた村人が広い育てると、その子は毎日庭先のこの大石で遊んだ。

この石はその後鬼石と呼ばれ、鬼の子が捨てられていたことから、この地は「鬼生田」と呼ばれるようになった。