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福島県伊達市保原町上保原字小性山

震災前取材

白雲洞は、「岩谷山」とも呼ばれ、上保原字小性山(海抜87.6m)の南に続く小山で、その頂上には大きな凝灰岩(ぎょうかい)が露出し、そのいくつかの洞窟には、観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来が祀られている。古くから霊窟として知られている。

江戸時代中ごろの漢学者の熊阪覇陵(くまさかはりょう)は、高子沼周辺の景勝の地を選び、「高子二十境」として、それぞれに名前を付けて、漢詩に詠み全国に紹介した。この白雲洞もその中の一つである。