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福島県本宮市本宮字蛇の鼻

 

蛇ノ鼻御殿は、福島県本宮の豪農伊藤彌の別荘として、明治末期に十年の歳月をかけて造られた邸宅。建築に用いられた材質は、現在ではすでに入手困難のものが多いと言われている。また巧妙精密な彫刻と、著名人の書や名画伯の障屏画などが全6室にわたり残されている。

蛇の鼻御殿は平成8年(1996)、国の登録有形文化財に登録された。

伊藤彌は、この地の大地主で、政友会の所属県会議員としても活躍した。豪放らいらくな性格で、地域振興のために自分の農園を牡丹園として広く開放したのが遊楽園の始まりと云う。