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秋田県横手市金沢字中野

震災前取材

 

金沢柵址の八幡神社上り口に、「納豆発祥の地」の碑が建てられている。

永保3年(1083)から3年にわたり、金沢の柵を含む横手盆地一帯では、源義家、清原清衡連合軍と、清原家衡、武衡連合軍との間で壮絶な戦いが繰り広げられ、これは後に後三年の役と呼ばれるようになった。

この戦いで、兵糧として農民に煮豆を俵に詰めて供出させた所 煮豆は数日をへて香を放ち糸を引くようになった。兵たちはこれに驚き食べてみたところ、意外においしかったことからこれを食用とした。戦いの後、このことは農民達にも知られるようになり、自らも作り後生に伝えられたと云う。

この故事から、昭和62年(1987)に行われた後三年の役900年まつりに、この地の納豆製造の会社が建立したもの。