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伊佐須美神社の創建は古く、崇神天皇10年(紀元前88)に遡ると伝えられる。
福島県会津美里町宮林
震災前取材
四道将軍大毘古命(おおびこのみこと)と建沼河別命(たけぬなかわわけのみこと)の親子が蝦夷を平定するため北陸道と東海道に派遣された折、二人が出会った地を「会津」と名付け、越後との国境の天津嶽(御神楽岳)山頂に国土開拓の祖神として、諾、冉の二神を祀ったのが起源と云う。その後、博士山、明神ヶ岳と移転を繰り返し、欽明天皇13年(552)に現在地に遷座し、大毘古命、建沼河別命を合祀したとされる。
以後、奥州二宮、名神大社として、また会津総鎮守として中世、近世を通じ領主、住民の崇敬を受け、現在に至る。明治6年(1873)には国幣中社に列せられた。20世紀初頭には、旧会津藩主松平容保の次男、松平健雄が宮司に就いた。
平成20年(2008)、本殿、神楽殿などが全焼、現在再建の準備が進められている。