福島県二本松市針道字中島

2015/04/16取材

 

二本松市針道の東側丘陵にあるベニシダレザクラ。樹形は主枝が横方向に三本に分かれ、そこから多数の小枝が傘状に広がりをみせている。樹高は約10m、桜の周囲は約30mに及ぶ。推定樹齢は約150年で、この地の他の名物桜と比べればまだ若いが、安達太良山を臨むロケーションはすばらしく、最近注目の桜スポットである。

この地は、北戸沢や山木屋方面に向かう小道が通る辻になっており、行き交う人や牛馬の安全を願い、いつの頃からか地蔵尊や馬頭観音等の供養塔が多数祀ってあった。

この地は、田んぼの中に島がせり出したような地形になっておりそこから「中島」の地名となったとされる。