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福島県会津若松市河東町倉橋字藤倉

 

この館は、平地に築かれた、典型的な中世における地方豪族の館の原型をとどめている。

東、西、北の三方に、高さ2~3mの土塁をめぐらし、周囲には、幅4mの一重堀を巡らしている。東西約150m、南北約130mの方形で、東から南にかけて、遠州流の庭園があり、土塁上には屋敷守の稲荷社が祀られている。

この館は、建久3年(1192)に、会津の守護であった佐原十郎左衛門義連の孫の、藤倉三郎左衛門盛義が築き住んだと伝えられる。