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福島県会津若松市一箕町八幡字弁天下

 

戸ノ口原で戦いに敗れた白虎隊二番隊は、奮戦空しく撤退を余儀なくされた。その内の20名は、戸ノ口堰洞穴を抜けて飯盛山へと落ち延びた。

新政府軍はこのときすでに会津城下に入り、城下は火の手に包まれていた。飯盛山からこれを眺めた白虎隊士20人には、命と頼む若松城が炎上し、帰るべき城が敵の手に落ちたかに見えた。

少年達は「君公に殉ずべき」との思いで20名全員が自刃した。1名だけが蘇生し、後にこの地での白虎隊の自刃の様子を語り後世に伝えた。