宮城県丸森町舘矢間館山字巻河原

 

昔、村の若者が草刈の途中、そこに咲く藤の花の美しさに見とれているうちに、あやまって鎌を水中に落としてしまった。水の中を覗いてみると、おとした鎌が大石のそばの水底に見える。若者はそれを取ろうと水に飛び込んだが、若者はそのまま帰らなかった。

月日が経つこと数百年後、あるときこの若者の家に一人の老人が現れた。その老人が言うには、この老人は昔水に飛び込み行方不明になった若者だという。大石の奥にあった細道から水宮玉楼に行き、乙姫ならぬ美女と夢のような生活をしてきたと話したと云う。

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