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宮城県仙台市太白区茂庭字生出森

  生出八幡神社は、仙台市郊外の太白山の中腹にある。 文治5年(1189)、源頼朝が平泉を攻めたとき、阿津賀志山の戦に功をたてた河村秀清に茂庭の地を与えた。 河村氏は太白山麓の茂庭に館を構え、城中に鶴ヶ岡八幡を祀った。元禄年中(1688~1703)、その子孫の茂庭義秀が現在地に再興したと云う。 河村氏は、茂庭の他に、岩手県の斯波郡などにも領地を得た。茂庭の河村氏は、南北朝期には南朝方に属したと思われ、南朝方の衰退とともにその力を失ったようだ。その後、河村秀清の孫にあたる政秀は伊達氏に仕え茂庭の姓を称するようになった。政秀は、嫡子の定直、次男義秀ともに伊達氏に従い、、伊達氏の福島県仙道制圧や朝鮮の役に功を上げた。