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宮城県仙台市青葉区霊屋下…瑞鳳寺

  明治10年(1877)、西南戦争で、戦後政府軍に投降した西郷隆盛の軍は、国事犯として全国の監獄に送られた。宮城県には、西郷隆盛の叔父の椎原国幹以下305人が宮城県監獄に収容された。 国事犯たちは、みずから宮城県内の開発を願い出て、仙台、塩釜、野蒜、雄勝等で開墾作業や築港工事に従事し、明治初期の宮城県の開発に大きな役割を果たした。 このうち13人は獄中で病のため没し、この地に葬られ、六基は遺族に引き取られたが、現在も七人がこの地で眠っている。