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宮城県登米市豊里字杢沢…香林寺

震災前取材

香林寺は葛西氏の支族、月輪氏の菩提寺であり、山門は天正12年(1584)、開基のときに、月輪館の東門を移建したものと伝えられる。

月輪氏の家紋である二つ葉柏の彫刻が付けられている。様式は室町末期頃の特徴を備え、技法は堅実で、意匠面にも優れたものがある。県内最古の山門であり、中世建築遺構として貴重な存在で、宮城県の文化財として指定されている。