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宮城県色麻町高根字若林内

震災前取材

馬櫪(ばれき)とは、馬の飼料である葉をいれておく桶のことで、馬櫪神社は馬を祀っている神社。

古くから農耕には、馬や牛が活躍していた。また、重要な運送手段で、さらに軍馬として、戦国期はもちろん、太平洋戦争の時代まで活躍した。

色麻町も多くの馬が飼育されており、明治14年(1881)の統計では、534頭もの馬が飼育されていたと記されている。農家では、馬と寝食をともにし、「まや」が母屋とつながっているのは当たり前だった。

馬は大切にされ、亡くなった馬の供養や魔よけのために、各所に馬頭観音が建てられ、この地にはこの神社が建てられた。