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宮城県色麻町小栗山

 

小栗山周辺には、男石、女石、立石、団子石、涙石、礫石、血の池と七不思議伝説が伝えられている。一地域にまとまって残っており、またこれは「風土記」にも書かれており、大変めずらしい。

 

・女石
大森山の南麓、旧道に面した所に見られ、約3m四方の大石で、中央が縦に割れ、 女性器をあらわしているもの。古来より、女石神と崇められ、この割れ目に白い鶏を入れ放つと、小野田町の石神から出てくると言い伝えられている。

 

・男石
女石の近く、道の向かい側の田にどっかり腰を据えている。長さ2.5mの何の変哲もない大石だが、昔 、船形神社とともに栄えた小栗山が、疫病や冷害凶作などから過疎となるのを防ぐために、女石とともに両性のシンボルとして信仰したと伝えられる。

 

・立石
女石に近い田の中の石積の塚上にある。高さ約1.5m、幅0.6mの石碑に似た石が斜めに立ってい る。風土記には古碑と書かれているが、文字らしいものは見あたらない。

 

・団子石
女石に近い南に面した急崖の層に、表面は白色で、砕け易いが内部が黒い餡のような団子状の塊が見られ る。塊は鶏卵大のものが多く、中には長さ20cmほどのものもある。南山の戦いで北山を守っていた北山刑部らの将兵は、食糧を奪われ餓死寸前だった。そこへ攻撃軍が団子に似せてこの石を投げつけてやったことから団子石と呼ぶようになったと伝えられる。

 

・涙石
団子石の東方南斜面にある。この石は、いかなる日照りにも水が滴り落ちると言い伝えられているところからこの名がある。南山の戦いにおける戦死者の怨念の涙が石を濡らすと伝えられている。

 

・礫石
女石や男石に近い東斜面にある。火山熔岩の礫が縦横とも約2mの安山岩にくっついている。朝日奈三郎が 、川を隔てた向山から蝦夷にぶつけた石だと伝えられている。

 

・血の池
南山果樹園登り口の地獄沢にある。ここは昔、罪人が打ち首にされたところといわれ、その血がこの池に滴り落ち 、水の色が赤褐色になったと伝えられる。

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