岩手県西和賀町越中畑

2011/08/01取材

 

 

この地より約2kmの白木峠が、南部藩と佐竹藩の藩境であり、この地は南部藩の番所である。

 

貞享3年(1689)、この地に御番所が置かれ、与力2人が配置されたのが始まりで、約200年間、明治2年(1869)に廃止されるまで続いた。御番所では人と物の出入りを監視し通行税を徴収していた。

御番所跡地付近は現在水田になっており、かつての面影はなく、現在は国道107号線がこの地の南側を走り、時折、トレッキングで白木峠に向かうものが通るだけである。