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福島県須賀川市一里坦

  • 須賀川一里塚
 

一里塚は、徳川家康の命により全国の主要街道を改修した際、江戸日本橋を起点として一里ごとに築かれたもの。須賀川市街地の南端に残るこの一里塚は、江戸日本橋から59番目のものとされている。この一里塚は、旧奥州街道に残る数少ないもので、国指定史跡に指定されている。左右二基が相対し、良好に保存されている。東側塚は径15m×12m、西側塚は径15m×10mである。

かつては塚の上には榎が植えられていたと伝えられ、街道を行き来する人々の距離の目安や休憩の場として利用されていたと考えられる。この塚のある旧国道の両側には、かつては見事な松並木があったが、現在は数本を残すだけとなっている。