宮城県石巻市北上町十三浜字白浜…鹿嶋神社

 

北上町白浜の鹿嶋神社は通称ビール神社と呼ばれている。この神社は室町時代に、社守佐藤家の氏神として祀られ、今日に至ってはこの地区の産土神として信仰されている。

例祭には、契約講の人々が麦酒を作って供えるという全国的にも珍しい風習が終戦まで続いた。

これについて、次のような言い伝えがある。

ある大飢饉の年に、米で作ったお神酒を供えることができず、麦で作ったお神酒を供えた。やがて飢饉も過ぎて、米が収穫できるようになり米のお神酒を供えた。ところがその年は不漁不作の上悪病が流行り病人が出る始末となったので、再び麦酒を作ってお供えするようになった。

この言い伝えから、この地区では例祭や祈願祈祷の際は、麦酒を供える風習が固く守られてきた。その後酒造法が制定されてからは、この地区で独自に作っていた麦酒から、市販のビールに変え、現在も続いているという。

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