岩手県八幡平市松尾寄木

2016/09/25取材

別名:座頭資水

この金沢清水は、別名座頭清水とも呼ばれ、「蛇頭清水」から「座頭清水」となったとも言われている。

昔、岩手山の中腹に清水が落ちる滝があり、ここに七つの頭を持つ蛇竜が住んでいた。この蛇竜がある時、山里に下りるために地中をくぐり抜け、やがて地上に頭を出した所が、今の蛇頭清水の7個所だったという。

今も岩手山の中腹に滝があり、その清水が地表を流れることもなく地下に浸みこみ、山里の金沢地区に湧き出していると言われている。

この清水の湧水量は一日3.4万トンに上り、水温は四季を通じて9~13℃で、この清水を利用しイワナ、ニジマス等の養殖が行われ、また住民の生活用水として活用されている。