岩手県花巻市大迫

2014/05/09取材

 

 

この地には「白山杉」と「山祇桂」が、ほぼ同じ場所に生息している。

 

白山杉は、県内最大級の巨大杉で、幹回り約12m、樹高約50m、樹齢は推定900年以上である。

この杉には「かさっこの神様」が宿るとの伝説があり、かさっこ(疱瘡)ができたときには、ゆりかごをつくって奉納すると治ると伝えられている。これは樹皮が瘡蓋の跡のような状態からの言い伝えと考えられる。

山祇桂は、山神社の御神木で、県内の桂では二番目の大きさになる。幹回り2~3mの太い幹20本ほどからなり、樹勢も旺盛である。