岩手県盛岡市新庄町
2017/05/13取材
盛岡天満宮の創祀は定かではないが、盛岡城築城当時は、四ツ家と寺町の間にあったとされ、南部氏が三戸時代から祀っていたとされる。延宝7年(1679)に、この地にあった花垣館の跡に移り現在に至っている。
安楽寺を別当とし、凡そ200年間維持されていたが、明治初年の神仏分離令により廃寺となり、廃藩置県後は荒廃しつつあった。
明治7年(1874)、盛岡の豪商らによって社殿が建て替え寄進され、その後は盛岡菅公会がつくられ維持され、祭祀が営まれ、「新庄のおでんっあん」として親しまれてきた。
境内には明治36年(1903)に、菅公一千年祭を記念して、建立された一対の狛犬がある。その狛犬は非常に愛嬌のある顔立ちをしていることで、参詣する者を和ませている。