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宮城県栗原市栗駒松倉字笹ヶ森

震災前取材

 

栗駒沼倉に判官森(はんがんもり)と呼ばれる山があり、その奥の山は弁慶森と呼ばれている。

この判官森には、平泉で自害した源義経の胴体が葬られたと伝えられ、山の頂部に義経の胴塚とされる五輪塔と石碑が建っている。碑中央に「上拝源九郎官者義経公」、左には「文治五年閏四月二八日」、右に「大願成就」と刻まれている。

この地は沼倉小次郎高次が領していたが、平泉で自刃し首を鎌倉に送られた義経の胴体をこの地に葬ったという。またこの高次の弟が杉目小太郎行信で、この行信が義経の身代わりとなり、義経を北へ逃がしたとも伝えられ、義経北行伝説の根拠の一つとなっている。

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