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福島県福島市立子山

 

福島市の市街地南5kmの地にこの国指定史跡の渡船場跡がある。
この地鮎滝は、阿武隈川が急流を呈し、鮎が群生し、あられのように飛び跳ねたことから名付けられたものと伝えられる。

阿武隈川は古くから船運に利用されており、この渡船場は平安時代の初期から利用されていたと考えられ、伊達と信夫を結ぶ交通の要所だった。渡船場跡には、船着場までの敷石道や船をつなぐための石穴などがよく保存されている。
またこの近くには、鮎滝観音堂があり、平安時代初期の作と思われ、阿武隈川を流されてきたとされ、この渡船場との関わりが深いものと考えられる。

明治8年(1875)に、上流に逢隈橋ができ、この渡しは廃止された。