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宮城県白石市小原字上台…飛不動堂境内

享保16年(1731)、この地を大地震が襲い、そのとき堂の一部は巨岩に押しつぶされた。しかし、本尊と僧侶は怪我もせず無事で、堂の裏にあった杉の大木が身をもって本尊を守ったという。

この話を聞いた村の若者が、不動尊の縁日の日に祝言をあげ、杉の苗木を家内安全、災難消除 を願い、夫婦でそれぞれ1本ずつ杉の木を植えた。その後この2本の杉は、根元が一体となって伸び、この夫婦は子宝にも恵まれ、白寿まで仲睦ましく幸せに過ごしたと伝えられる。

8の付く日に飛不動尊を参拝すると、夫婦の長寿はもちろん夫婦円満、子孫繁栄、家内安全、良縁が約束されるといわれている。