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青森県青森市浪岡

2017/11/01取材

梵珠山は標高468m、青森県の五所川原市と青森市の境界をなす尾根上に位置する山で、付近は津軽山地の南端にあたる。馬の背状の凡庸な山だが、信仰の山として津軽一円ばかりか秋田県北部にまで知れ渡っており、かつては登拝する人々が絶えなかったという。梵珠山の周辺には、鐘撞堂山、釈迦堂山、観音堂山などという山名があり、古くはこの地域の山岳信仰の中心地だった。

山頂には釈迦の墓があるという伝説があり、旧暦の7月9日から10日未明にかけて、御灯明と呼ばれる不思議な光出現すると言われており、「お釈迦様の墓に高僧の霊が帰ってくるときの後光」とも言い伝えられている。