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青森県中津軽郡西目屋村田代
2017/10/31取材
岩谷観音堂は、岩木川右岸の断崖にある洞窟に存在する。
藩政時代に、河辺村の唐牛三左衛門という者が、南部で木戸の上に座し、2本の角がある神馬を買い求めた。ある日三左衛門がその馬に乗りこの地を通りかかったとき、突如めまいを起こし落馬し、気がつくと、鞍はお倉と呼ばれる岩壁に落ちており、馬は川沿いの洞窟に倒れていた。
三左衛門は、これは馬が自分を助けてくれたものと思い、いたく悲しみ、馬が倒れていた洞窟内に御堂を建てて馬の霊を弔ったと伝えられる。